お葬式には一日で完結させる「一日葬」と、2日に分けて行う「二日葬」の2つがメジャーです。
従来型のお葬式は通夜と告別式を二日間に分けて行う二日葬であるケースが多く、とくに富士市周辺では今でも「通夜+告別式」の二日葬が主流です。
しかし中には一日葬を選択する人もいます。
どちらにもメリット・デメリットがあり、どちらが良いとか悪いとかはありません。
今回はこの2つについてお話ししたいと思います。
一日葬は「費用と時間の負担を抑えたい方」、二日葬は「お別れの時間と参列の機会をしっかり取りたい方」に向いている葬儀形式です。
一日葬と二日葬の違い
一日葬と二日葬の違いを簡単に表にまとめてみました。
| 一日葬 | 二日葬 | |
|---|---|---|
| 内容 | 告別式 火葬 会食 | お通夜 通夜振る舞い 告別式 火葬 会食 |
| 所要時間 | 約5時間 | 約8時間 |
| 費用 | 二日葬よりは安い | 一日葬の1.5倍~2倍 |
| 参列者数 | 少ない | 多い |
| お別れの時間 | 短い | 長い |
| 対応 | 大変になりやすい | 余裕を持てる |
| 周囲からの反応 | 反対される可能性あり | 反対の声は少ない |
もう少し詳しく以下で紹介します。
- 内容
お通夜の有無がポイントです。一日葬はお通夜がありません。 - 所要時間
一日葬は1日ですべて完了する分、所要時間が短くなります。 - 費用
一日葬は1日ですべてが終わり、さらに所要時間も短いため、二日葬に比べ金額的は安くなります。 - 参列者数
一日葬は参列者数が少なくなります。参列者の都合が付けづらいというのも原因です。 - お別れの時間
二日葬の方がゆっくりとお別れをすることができます。とくにお通夜から告別式までは一晩明かすため、ゆっくりとしたお別れをすることができます。 - 対応
一日葬はその日に参列できなかった人が、後日自宅に弔問に来る可能性が高くなり、当日以外が忙しくなる可能性があります。 - 周辺からの声
二日葬が一般的とされているため、それ以外の形態を用いる際には親族から意見が出る可能性はあります。
どちらがよいということはない 家族の考え方や状況による
結論としては、一日葬と二日葬、どちらを選んだ方がよいということはありません。
一日葬か二日葬かを決めるときは
- ご家族・親族の体力や移動の負担
- 参列してほしい人の範囲や人数
- 準備にかけられる時間と、用意できるご予算
- 地域や菩提寺の慣習・考え方
などを総合的に見て判断すると、後悔が少なくなります。
基本的にお葬式というのは、喪主や施主、家族、そして故人との問題となるためです。
ただし一般論でお話をすると二日葬を執り行うケースが非常に多いです。これは富士市では昔から二日葬が一般的に行われてきており、ある意味伝統であるためです。
よって周りの人からしても、「お通夜はいつ?告別式はいつ?」といった具合に、二日行うのが前提とした考えになっているのです。
一日葬と二日葬の流れ(家族葬の一例)
ここでは、富士市周辺でよく選ばれる家族葬スタイルの一日葬と二日葬の流れの一例をご紹介します。
まず一日葬は以下のような流れとなります。
一日葬
故人をお迎えにあがります。
葬儀の日程まで故人を安置します。
故人に別れを告げる儀式です。
斎場で最後に故人とのお別れをします。
次に二日葬は以下のようになります。
二日葬
故人をお迎えにあがります。
葬儀の日程まで故人を安置します。
告別式の前夜に行われ、夜通し明かりを灯し故人を見守る儀式です。
故人に別れを告げる儀式です。
斎場で最後に故人とのお別れをします。
大きな違いはお通夜の有無
一日葬と二日葬の大きな違いは「お通夜があるかないか」です。
一日葬は通夜を省略して「告別式と火葬を一日で行う」形式、二日葬は「通夜」と「告別式・火葬」を二日間に分けて行う形式です。
繰り返しますが、どちらがよいとかそのようなことはありません。家族の意向で判断してよいと思います。
費用と時間の負担を減らしたいか、お別れの時間と参列の機会を優先したいかが、選ぶときの大きなポイントになります。
ただし一般的に昔から行われてきた葬儀スタイルとしては、お通夜と告別式の両方を執り行う「二日葬」です。
葬儀社によって割合は異なりますが、約70%の葬儀が二日葬であるとされています。
富士市で葬儀費用を抑えるコツを知りたい方は「家族葬の平均費用」へ。
一日葬と二日葬のメリットとデメリット
一日葬と二日葬、それぞれにメリットとデメリットがあります。
ここからはそれぞれのメリットとデメリットについてお話していきたいと思います。
一日葬がおすすめのケース
- 高齢のご親族が多く、二日間の参列が体力的に負担になりやすい場合
- 仕事や学校の都合で喪主やご家族が二日間まとまった時間を取りにくい場合
- 火葬式だけでは寂しいと感じるが、葬儀費用はできるだけ抑えたい場合
二日葬がおすすめのケース
- 故人とゆっくりお別れする時間をしっかり取りたい場合
- 親族や地域のつながりが強く、通夜・告別式の両方に参列する習慣がある場合
- 仕事関係やご近所など、幅広い方にお別れの場を用意したい場合
一日葬のメリットとデメリット
- 二日葬に比べると費用が抑えられる
- 時間が短いため体力、精神的負担が減る
- 参列できない人が出てくる
- 参列者が多い場合、葬儀時間が長くなる
- 二日葬に比べると割高
- お別れの時間が短くなる
- 親族やお寺の理解を得られないことがある
二日葬のメリットとデメリット
- お別れの時間をたっぷりと取れる
- 昔からの一般的な葬儀スタイルであるため周りから何か言われにくい
- 一日葬よりも参列者が参列しやすい
- 二日間のため体力、精神的負担が増える
- お通夜を行う分の費用がかかる
二日葬を家族葬と表現することも
今回は「一日葬と二日葬」といった表現をしています。
しかし葬儀会社によっては、二日葬のことを「家族葬」と呼んでいるケースもあります。呼び方は異なりますが、内容は同じなのです。
内容をしっかりと確認
各葬儀会社にはさまざまなプランがあります。プランは葬儀会社ごとに決められており、同じ内容だったとしても呼び方が異なるといったことはよくある話です。
「こんなはずではなかった・・・」
を避けるためには、事前の相談をしっかりすることが大事でしょう。
一日葬と二日葬の選び方まとめ
一日葬と二日葬は、どちらが正解というものではなく、ご家族の状況や価値観によって最適な形が変わります。
- 費用と時間の負担を抑えたいなら一日葬が候補
- お別れの時間と参列の機会を大切にしたいなら二日葬が候補
- 地域の慣習や菩提寺の考え方も必ず事前に確認する
迷った場合は、複数の葬儀会社に見積もりとプラン内容を確認し、納得できる形を一緒に考えてもらうのがおすすめです。
一日葬と二日葬に関するよくある質問
A.全国の調査では、通夜と告別式を二日間に分けて行う葬儀(いわゆる二日葬)が今でも中心で、一日葬は地域や葬儀社によっておおよそ1~2割前後にとどまるとされます。ただし、一日葬はここ数年で割合が増えているというデータが多く、今後も選ぶ人が増えると予想されています。
A.プラン内容や地域によって大きく変わりますが、首都圏などの事例では一日葬はおおよそ40〜100万円前後、二日葬は60〜120万円前後という目安が示されることが多いです。
同じグレードの祭壇や会場を使う場合、一日葬のほうが通夜分の会場費や人件費、飲食費などがかからないため数十万円程度安くなるケースが一般的です。
A.まずはご家族で「費用・時間・参列してほしい人・地域の習慣」の優先順位を整理し、そのうえで複数の葬儀会社に一日葬・二日葬それぞれの見積もりと流れを確認してみてください。
富士市周辺では二日葬が主流ですが一日葬にもニーズもあります。迷っている場合には希望を整理したメモを持って事前相談するのがおすすめです。




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